クレジットカード現金化と闇金は似て非なる!見破る5つの基準
- 2019.11.12
- 基礎知識

「クレジットカード現金化って闇金なのかな…?」
「怖い人が取り立てにきそうで怖い…」
あなたはクレジットカード現金化業に対して上記のようなイメージを持っているのではないでしょうか。たしかにサービスの内容が不透明なうえ、現金を手に入れる手段として取り上げられているので無理ないですよね。
結論だけ先に言ってしまうと、クレジットカード現金化業者と闇金業者は全然違います。
ただしクレジットカード現金化業者の中には、元闇金業者が営んでいる悪質業者も存在しているのです。悪質現金化業者が逮捕されたり、トラブルを引き起こしたりすることで、「現金化業者=闇金」というイメージが付いたのでしょう。
この記事では現金化業者と闇金業者の違いを明らかにし、そのうえで現金化業者を利用するときに注意する点や悪質業者の見分け方を紹介します。
Contents
1:クレジットカード現金化が闇金業者と違う4つのポイント
「クレカさえあれば誰でも現金を作れるなんて、闇金がやってる新たな商売に違いない」
クレジットカード現金化って正直怪しいですよね。名前を見ても「闇金にクレカの情報を売られるのかな」と勘違いしてしまいそうです。
しかし冒頭で述べましたが、クレジットカード現金化と闇金は違います。
知っておくべき両者の違いは4つです。
- お金を貸しているかどうか
- 明確に違法なサービスかどうか
- 悪質な取り立てがあるかどうか
- 金利なのか換金率なのか
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1-1:お金を貸しているかどうか
両者にはお金を貸しているサービスかどうかという点で大きな違いがあります。
闇金業者はお金を貸すと言いますが、クレジットカード現金化業者はお金を貸していないというのです。両者とも現金を受け取れるはずなのに一体どういうことでしょう?
クレジットカード現金化業者はお金を貸しているのではなく、商品を買取し、買取金額として現金を渡しているという体裁をとっています。利用者にクレジットカードで商品を購入してもらい、その商品を「買取」することで現金を渡すというのが最も多い手法です。
なぜこのような面倒な手段をとっているのかは、次の章で解説する違法性が関わってきます。
1-2:明確に違法かどうか
大前提お金を貸す仕事をするには金融庁の認可が必要で、認可なしにお金を貸すと「出資法」という法律に違反してしまいます。闇金はこの許可を取らずに違法な金利でお金を貸す人たちです。
それでは、クレジットカード現金化業者はどうなのでしょう?
先ほどお話ししましたが、そもそもクレジットカード現金化業者はお金を貸していません。商品を買取することで現金を受け渡します。「お金を貸していない」となると「出資法」はそもそも関係ないので、クレジットカード現金化は違法ではないというのが通説です。
しかし過去にはクレジットカード現金化業者が逮捕されるという事件が起きました。逮捕の理由は、商品を買取した風にして現金を渡していたからです。商品のやり取りをしないと、クレジットカード現金化業者を名乗っていてもやっていることは闇金と同じになります。
このようにクレジットカード現金化業者の皮を被った闇金業者も存在しているので、絶対に注意しなければいけません。
1-3:悪質な取り立てがあるかどうか
闇金からお金を借りると悪質な取り立てにあう可能性があります。最近は映画や漫画で見るような玄関の扉をしつこく叩かれたり、「金返せ!!」という張り紙がはられるような取り立ては少なくなっているようです。ただ電話で執拗に催促したり職場や家族の電話番号にもしつこくかけてくるケースが多くなっています。
一方のクレジットカード現金化は一切取り立てをしません。
そもそも、現金化に利用した金額は1ヵ月後にカード会社に対して支払うので、現金化業者は取り立てる必要がないのです。職場や家族へ電話されることもないので、クレジットカード現金化は秘匿性が高い現金調達の方法とも言われています。
1-4:換金率と金利のはなし
闇金はお金を借りるので、もちろん金利が存在しています。
借りたお金に金利を上乗せして返すというのはもはや当たり前のことでしょう。
闇金の金利で多いのは、「トサン(10日で30%)」や「トゴ(10日で50%)」などです。これだけ聞いても分かりにくいと思うので簡単にシミュレーションしてみましょう。
例)闇金からトサン(10日で30%)で10万円借りた場合
10日後 | 20日後 | 30日後 | 40日後 | 50日後 | |
100,000 | 130,000 | 169,000 | 219,700 | 285,610 | 371,293 |
一か月後には返済金額が借りた金額の倍以上に膨らんでしまいます。
一方のクレジットカード現金化ですが、そもそも金利というものが存在しません。その代わりに「換金率」という概念が存在します。例えば換金率が80%ならば10万円分利用すると受け取れる現金は8万円です。利息を差し引いた分の現金しか受け取れないイメージになります。現金化業者によって換金率は異なりますが相場は70%~80%ほどです。
例)クレジットカード現金化で10万円調達した場合
10日後 | 20日後 | 30日後 | 40日後 | 50日後 | |
100,000 | (125,000) | (125,000) | 125,000 | – | – |
10万円をクレジットカード現金化で調達したい場合、事前に125,000円分をカードで決済します。この決済分を1ヶ月後にカード会社に対して支払いましょう。利息ではないので30日以降に支払うことはできません、絶対に次のカード料金支払い時に払う必要があります。
2:クレジットカード現金化業者と闇金業者は似た点もあるから注意
「クレジットカード現金化業者ってとっても良心的なんだ!」
ここまで読んで上記のように思った人は注意が必要かもしれません。
たしかにクレジットカード現金化と闇金は違っていますが、似ている点もあるのです。
- 高い金利(換金率)で損をする点
- トラブルに巻き込まれる可能性がある点
特に重要なのは、金利(換金率)でかなりの損をするということです。確かに闇金と比べると全然ましかもしれませんが、クレジットカード現金化の換金率もかなりの問題児だと言えます。
悪い点にも注目することで、クレジットカード現金化がどのようなサービスなのかを、掘り下げていきましょう。
2-1:高い金利(換金率)で損をする点
闇金とクレジットカード現金化業者を比較すると、明らかに闇金の金利はおかしいです。しかし、クレジットカード現金化の換金率も、通常の消費者金融と比べると高額であることは知っておきましょう。消費者金融とは、地上波でもCMされている「アコム」や「レイク」などのことです。
消費者金融は金融庁の許可を得ている合法なサービスであり、金利はどんなに高くても年間で20%になります。これは日本の「利息制限法」にのっとった金利なので安心です。
もし仮に今日あなたが各種方法で10万円を調達したとすると、返済金額は次のようになります。
10日後 | 20日後 | 30日後 | 40日後 | 50日後 | |
消費者金融(年20%) | 100493 | 100986 | 101479 | 101973 | 102466 |
現金化(換金率80%) | (125000) | (125000) | 125000 | – | – |
闇金(10日で30%) | 130000 | 169000 | 219700 | 285610 | 371293 |
消費者金融と比べるとクレジットカード現金化の換金率も高く見えてしまいますよね。もし消費者金融の審査に通るようであれば、絶対に消費者金融を使ったほうが良いです。
2-2:トラブルに巻き込まれる可能性がある点
闇金を利用するとトラブルや犯罪に巻き込まれるのは間違いありません。闇金は違法業者なので平気で法律を犯してきます。
それではクレジットカード現金化はトラブルがなく安全なのでしょうか?
残念ながらそんなことはないのが現実です。一部のクレジットカード現金化業者は元闇金が営業している場合もあり、換金率が50%以下になってしまうこともあります。
2011年に悪質なクレジットカード現金化業者(実質闇金)が逮捕されてからは、悪質な現金化業者は減ったように感じますが、いまだに息をひそめているのは間違いありません。
よってクレジットカード現金化では、悪質な現金化業者を利用しないように、業者選びには手を抜かないことが重要だと言えます。
3:元闇金のクレジットカード現金化業者を見破る5つの基準
クレジットカード現金化業の中には、元闇金の悪質な業者が存在しています。
「どうしても現金が必要で現金化を利用したい…」
そんな状況で悪質な業者を利用してしまっては、受け取れる現金も少なくなり大損してしまいます。そんな失敗をしないためにも、悪質な業者を見分けるためにチェック項目は知っておきましょう。
- 電話対応がきちんとしているか
- 公式サイトの作りが簡素ではないか
- 身元が分かる情報が書かれているか
- 明確な振込金額を教えてくれるか
- 運営実績が長いのか
それでは各項目詳しく紹介していきます。
3-1:電話対応がきちんとしているか
元闇金のようなクレジットカード現金化業者は電話対応が雑になる傾向があります。
例えば全く敬語を使わなかったり、聞いている質問に答えなかったりと、分かりやすく雑です。
「詳しくはサイトに書いてあるんでそっちを見て。」
普通のクレジットカード現金化業者なら上記のような対応はされません。電話した際に「この業者ヤバいな」と思ったならば、電話を切って使わないようにしましょう。
3-2:公式サイトの作りが丁寧かどうか
クレジットカード現金化業者への申し込みはインターネットが主流です。公式サイトから問い合わせたあと、電話やメールで取引を進めていきます。
闇金業者上がりの悪質なクレジットカード現金化業者の公式サイトはかなり簡素です。一目見ただけで「ひと昔前のサイトだ」と分かります。闇金の基本スタンスは「弱い人からできるだけ搾り取る」なので、美しいサイトからの数多くの申し込みは必要ないのです。
よって、クレジットカード現金化業者の公式サイトを見て、「あ、なんか簡素だな」と思った場合は別の業者を探した方が良いでしょう。
3-3:身元が分かる情報が書かれているか
闇金業者は身元を明かしたくないので電話は非通知で掛け、公式サイトに電話番号を載せない場合も多いです。よってまずは電話番号が記載されているかを、もっと言うと「0120」から始まるフリーダイアルや「市外局番」から始まる固定電話の電話番号なのかを確認しましょう。
なぜなら「090」や「080」から始まる携帯電話番号は、居場所を突き止めにくいからです。固定電話でないクレジットカード現金化業者全てが悪質とは言えませんが、ひとつの基準として知っておくと良いでしょう。
3-4:明確な振込金額を教えてくれるか
悪質なクレジットカード現金化業者は、明確な振込金額を聞いても教えてくれません。悪質な業者は手数料を勝手に差しいてきます。よって換金率ではなく「口座にいくら振り込まれるか」を確認するようにしましょう。
悪質な業者は手数料をぼったくりたいので、明確な振込金額を聞いても教えてくれません。
あなた:「5万円を現金化したいのですが、いくら振り込まれますか?」
悪質業者:「換金率は90%です。」
あなた:「5万円の90%が振り込まれるという認識でいいですか?」
悪質業者:「サイトに記載のとおりです。」
あなた:「質問に答えてもらえますか?」
悪質業者:「…」
クレジットカード現金化は換金率だけでなく、手数料にも目を向けていないと大失敗してしまう可能性が高いです。正しい換金率の見方や必要な手数料をまとめている記事があるのでぜひ参考にしてください。
関連記事:クレジットカード現金化 換金率
3-5:運営実績は長いのか
信用できるクレジットカード現金化業者は長年営業しています。
裏を返せばぼったくり業者や詐欺をしようとする現金化業者は、ある程度お金を稼いだらサイトを消して逃亡するパターンが多いです。
よって、サイトを解説してから長年運営を続けているクレジットカード現金化業者を利用すれば安心です。少なくとも運営年数が1年未満の業者は利用しない方が安パイでしょう。
クレジットカード現金化業者の運営年数は下記サイトから調査することができます。
調べたいサイトのURLをコピーし、フォームに張り付けて送信すれば、サイトの運営開始時期が分かるので便利です。
参考サイト:ドメイン年齢チェックツール
4:調査済み!おすすめクレジットカード現金化業者5選
「選ぶ基準は大体わかったけど調べるのが面倒…」
そんなときには、当サイトが既に調査したクレジットカード現金化業者から選びましょう。
どれも悪質でないことを確認済みなので、5つ比較して自分に合った業者に問い合わせてみてください。
それでは5つの業者をオススメする順に詳しく見ていきましょう。
4-1:ナンバーワンクレジット
☆☆☆☆☆
ナンバーワンクレジットは間違いなく安心して利用できるクレジットカード現金化業者です。名前の通り業界No.1を掲げるだけの実績はあります。換金率、安心感、スピード総合的に見て選べばナンバーワンクレジットでしょう。
換金率 | 振込速度 | 安心感 | 営業時間 | 定休日 |
最大98.8% | 最短5分 | 高 | 24時間
(電話は9:00~23:00) |
年中無休 |
※換金率は利用金額等によって変動するので自分の換金率を問い合わせましょう。
4-2:あんしんクレジット
☆☆☆☆☆
あんしんクレジットは換金率に定評があるクレジットカード現金化業者です。定期的に換金率5%アップのキャンペーンを行っており、お得に現金化できます。
さらに申し込み時に必要な情報が少なく、急いで現金が欲しい人に適していると言えるでしょう。
換金率 | 振込速度 | 安心感 | 営業時間 | 定休日 |
最大98.8% | 最短10分 | 高 | 24時間
(電話は9:00~20:00) |
年中無休 |
4-3:おひさまクレジット
☆☆☆☆☆
おひさまクレジットは創業12年の老舗クレジットカード現金化業者です。親切な対応が売りで、リピーターが多いのも特徴と言えるでしょう。どこを利用するか迷ったらおひさまクレジットを利用しておけば失敗は無いはずです。
換金率 | 振込速度 | 安心感 | 営業時間 | 定休日 |
最大98% | 最短5分 | やや高 | 24時間
(電話は9:00~20:00) |
年中無休 |
4-4:24キャッシュ
☆☆☆☆
24キャッシュは創業7年のクレジットカード現金化業者です。24時間いつでも利用できるので、深夜、早朝、土日祝日のどの時間に申し込みをしても、最高の条件でクレジットカード現金化が可能です。
換金率 | 振込速度 | 安心感 | 営業時間 | 定休日 |
最大97.8% | 最短5分 | やや高 | 24時間
(電話は9:00~21:00) |
年中無休 |
4-5:ゼロスタイル
☆☆☆☆
ゼロスタイルはネットでも優良店と名高いネット型クレジットカード現金化業者です。換金率・振込速度・安心感の3つが総合的に優れており、迷ったらココに申し込んだらOKでしょう。
運営実績が長いのに悪い評判を聞かないのは、サービス内容が優れているからに違いありません。
換金率 | 振込速度 | 安心感 | 営業時間 | 定休日 |
最大99.2% | 最短5分 | 高 | 24時間
(電話は9:00~20:00) |
年中無休 |
5:借金の返済に苦しんでいるなら債務整理も考えるべき
「借金の返済のためどうしてもお金が必要なんです」
「借金返済のために借金を作ってしまった」
借金を返済するためにクレジットカード現金化を利用するのは絶対に止めておきましょう。1ヶ月後にはカード会社に利用料金を支払わなければいけません。そんな急にお金を準備するのは容易なことではないはずです。
多重債務に苦しんで生活もできないレベルに達した場合は、現金を作るよりも「債務整理」を視野に入れたほうが良いかもしれません。
債務整理には、借金を返済可能なレベルまで引き下げる「任意整理」や、全ての借金を帳消しにして人生をリセットする「自己破産」などがあります。
今本当に自分に必要な選択は債務整理なのか、それともさらに借金を重ねることなのか、今一度自分で思い返してみるのも大切です。
まとめ
クレジットカード現金化と闇金業者は似ているようで全く別のサービスでした。
両者の違いは4つあります。
- お金を貸しているかどうか
- 明確に違法なサービスかどうか
- 悪質な取り立てがあるかどうか
- 金利なのか換金率なのか
闇金を利用してしまうと、何かと理由をつけて返済完了させてくれません。どうしても現金が必要で、借金返済のためにクレジットカード現金化を利用するのであれば、債務整理も視野に入れた方がいいでしょう。
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